帰還の挨拶

光と闇は表裏一体。
光と闇は愛を学ぶ為のツール。
どちらも必要なもの。
光だけでも闇だけでも、本質を知ることは難しい。
光が強ければ（光にばかり目を奪われれば）目が眩む。
闇が強ければ（闇にばかり目を奪われれば）自分の足元も見えない。
光的盲目。
闇的盲目。
まさしくこれを、近視眼的視野と呼ぶのだろう。
両面から見て始めて、全体を見渡せる。
中道とか中庸とか、そんな風にも現せる。

根源は全てに宿っている。
物にも、花にも、貴方にも私にも。
根源は、何もかもを内包する。
すべては根源そのものなんだ。
光も闇も、根源にとってはツールに過ぎない。
根源は、自分（私たちとは全く異なる自己）を知る為に私たちを生み出した。
私たちはいわば、根源の自己探求のツールの様なものではないか。
ふとそんなことを思いつく。

光ではなく闇でもない、全ての土台は根源。
そして、根源＝愛。

私たちは、愛（ツール）を通して愛を学ぶ。
愛を通して愛を知る。
そうして幾多の経験を重ね、再びかの元へと還る。